伸び悩んでいたときに励まされた言葉
初心者~停滞期
初心者の頃は、刀を振ったら振っただけうまくなります。
部活動で、毎日刀を振りまくりの学生の伸びはすごいです。
試合でも、勢いがあるってことで、割と勝てます。
でも、やがて停滞期が訪れます。
3,4段以上になると、みんな動作は正しくて、動きだけでは差がつかなくなります。
プラスαが求められるようになり、「量」の稽古では、試合に勝てなくなります。
勉強でも仕事でも、8割のものを作るのは割といけるけど、残りの2割がなかなか伸びない、できない、ものではないでしょうか?
どちらの道を行く!?
ここで、楽しく運動ができればいい!ってことで審査や試合を諦めるのも一つの道です。一方、もっとこだわってみよう!と底なし沼を選ぶのも一つの道です。
私はどちらも正解だと思っているし、どちらの選択が優れているとかってのもないと思っています。
先生も、各人の意向に沿って指導をしてくださいます。
各人がどこまでやるのかそれぞれ目標を決めて稽古ができるところも、非対人稽古である居合道のいいところだと思います。
私は、(先生からの圧を感じ)後者を選択することを宣言してしまいました。。。
すると、すかさず指導が厳しくなりました!
30歳を過ぎて、試合で負けて叱られるとか、有難い経験です。。
こだわればこだわるほどに、課題は増えていくものですよね。。
全然できるようにならなくて、本当に居合が嫌になっていた時期もありました。
(ただの趣味なのに、なんでプレッシャーを感じなきゃいけないんだよ、とか正直思った。。試合で納刀を失敗して、家に帰ってから号泣したことも。。)
薄皮を一枚一枚剥ぐように
これは、伸び悩む私に、先生がかけてくださった言葉です。
初心者の頃は、指摘されれば、新薬を飲んだみたいに、すぐによくなる。
でも、高段者になると、指摘されてもなかなか修正できない。(とても細かい点の修正になるから。)
だから、薄皮を一枚一枚剥いでいくように修正していくもので、
漢方を飲んだように、徐々に改善するものだよ。
改善しているか自分ではよく分からないかもしれないけど、確実に良くはなっているよ。
自分で自分の成長が見えないと、焦りがつのるばかりです。
でも、毎回の稽古では、薄皮一枚だけ成長できればOKって思うことにしました!
私は来年、(たぶん)昇段審査を受けるのですが、果たして薄皮を何枚剥げばよいのでしょうか。。
余談ですが、
昨今、試合や稽古会はことごとく中止になっているなか、昇段審査はやるようです。審査料と登録料で儲けなきゃいけないからでしょうか?(邪推でしょうか。。)
悩んでいるときに聞くと元気になる曲(?)
定期的にバズっている動画なので、ご存じの方もいるかもしれませんが、悩んでいるときにおすすめの曲(?)を紹介します。
私も、元気が出ない日に聞いて、一人で笑っています。(怪しい。。)
なぜかYoutubeで、定期的におすすめされるんですよね。。
だまされたと思って聞いてみてください。
あら不思議。30秒で元気になれます!
なんにもしない日、それもまた一つの道ですよね!(と、自分を甘やかしまくっている今日この頃。。)