はじめに
12本目で、切り下した時に、開始線の中央よりも、自分が左側に寄っているなぁと、うすうす感じていました。
「納刀後、帯刀姿勢となり、右足より前に出て元の位置にもどる 」のですが、この時に少し右寄りに前に出ることで、開始線の中央にもどるように調整して(ごまかして)いました。
全日本剣道連盟居合12本目「抜き打ち」
[要義]
相対して直立している前方の敵が、突然、切りかかってくるのを、刀を抜き上げながら退いて敵の刀に空を切らせ、さらに真っ向から切り下ろして勝つ。
[動作]
1.直立したまますばやく刀に両手をかけ、左足を後方に引き、右足を左足近くに引きよせながら刀をすばやく頭上に抜き上げると同時に左手を柄にかけ、間をおくことなく右足を踏み込むと同時に真っ向から切り下ろす。
(略)
4.(略)「帯刀姿勢」となり、右足より前に出て元の位置にもどる。
原因
[動作]1.の「左足を後方に引き」のところで、まっすぐ後ろに左足を引いておらず、左後方に左足を引いていました。
本当ならば、後方に引いたときも、左右の足幅は肩幅。
まっすぐに下がって、まっすぐに前にでて切り下ろすので、切り下ろしたときには、開始線の中央に自分がいるはずです。
ですが、私は、まっすぐに後方ではなく、左後方に左足を引いていたので、左右の足幅が肩幅よりも広くなっていました。
自分はまっすぐ後ろに引いているつもりだったのですが、左足を引いたところで止まってみたら、全然まっすぐ後ろじゃなくてびっくりしました。
できてるつもり~ってダメですね。
これに伴い、右足を左足近くに引きよせたときに、左側に身体全体が寄ってしまって、右足を踏み込んだ時にも左側に身体全体が寄った状態になっていました。
改善後の効果
まず、まっすぐ後ろに引いてみたら、すごく足が引きやすい!今まで、いかに不自然な足の引き方をしていたかがよく分かりました。
もちろん、[動作]4.で開始線の中央にもどるようにごまかさなくても、自然に戻れるようになりました。
さらに、刀を抜き上げやすくなりました!!
重心が左側に変わるという無駄な動きがなくなったからでしょうか?
他にも「左足を後方に引く」動作があるが、大丈夫?
これが大丈夫じゃなかったんですよね。
7本目と10本目にでてくる「諸手左上段」からの「袈裟に振り下ろしての血振り」のときに、左足を引くのですが、左後方に引き過ぎて、肩幅よりも左右の足幅が広くなっていました。たぶん、正面の審判から見たら、重心が左にずれたことがバレバレだろうなと思います。
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