自分が演武をしているところを、動画で撮影してもらいました。
動画をチェックしたところ、、、
切っ先が高いとか低いとか、刃の角度が浅いとか深いとか、細かい修正点もたくさんありましたが、まず、なによりも演武が単調すぎる!
君の車の運転と一緒だね!
そう、私、めっちゃ安全運転なんですよ。車の流れを読まず(読めず?)、常に法定速度です。追い越しとか、そんなトリッキーなことはしません、というかできません。車線変更すら一大決心だからね。
先生が20分で到着する道のりを、私は倍の40分かかります。
演武においても、抜き出しから切り下ろしまで、ず~っと一定の速さで刀が動いていました。
見ていて、つまらん!!
序破急を序急のイメージで
例えば1本目で、刀を抜く時の気持ちとしては、
序「斬ってくるのか?こないのか?」
破「斬ってくるんだね」
急「じゃぁこっちが先に斬るね」スパッ
という感じです。
序の段階で、もし相手が斬ってこないと分かったら、こちらも刀を抜くのをやめます。
無駄な殺生はしません。 なので、そんなに速くは刀を抜き出しません。
破の段階では、もう相手が斬ってくるっぽい感じなので、こちらも抜く覚悟を固めます。なので、序の段階よりも速く刀を抜き出します。
急の段階では、激しく相手に抜き付けます。なので、破の段階よりもさらに速く刀を抜きます。
このように、本当は序破急の3段階なんですが、序と破との違いは出しづらいです。なので、ちょっと間延びした感じにも見えてしまいます。
破を端折って、序急のイメージで抜くと、ちょうどいいかもね!
実際に速く刀を抜いたり振ったりする必要はありません。緩急強弱をつけることで、力に頼らず、速げに見せることができます。
緩いとか急とか、強いとか弱いとかは相対的なものです。
メリハリ大事。
メリハリをつけるために、(心の中で )自分なりのタイミングに合わせた言葉をつぶやくのも1案です。
「すぅ~~~~ッパ!!」みたいな。
割り箸を噛みしめながら
もう1つ、大きな問題が。
演武中、うつむきがちでした。 自信なさげに見えちゃう。
というか、たぶん自信のなさがそのまま現れています。
ここは、ウソでも、堂々と見せなければなりません。
正しくは、上から吊られたマリオネットのイメージで、常に、うなじを伸ばして動きます。
しかし、私の場合、若干、首をもたげた感じになっていました。さらに、切り下ろした後、相手が地面に倒れているという想定で、目線を下に落とすのですが、この時に、目線だけでなく顔も一緒に下を向いてしまっていました。
そこで、先生に渡されたものがコレ。
割り箸を、1cmくらいにカットしたものです。
奥歯に噛んで、あごを引いてやってごらん。
どれだけ、自分が下を向いていたかが分かりました。たぶん、日常歩くときでも、うつむいてるんだろうなぁと思います。
顔を上げたら気づいたことが。
どうやら、全体的に前傾していて、右足(前の足)に体重を乗せすぎていたようです。あごを引いて前を向いたら、左足(後ろの足)に体重が乗るようになりました。
最近は「腹で斬れ」にフォーカスしすぎて、「腰で打て」が忘却の彼方でした。 全然腰が入ってなかったです。
所感
動画でチェックするのって勉強になるなぁと思いました。できてなさ過ぎて、若干ヘコみましたが。。
鏡の前でやると、自然と調整しちゃうから、上手に見えてしまうんですよね。でも、動画だとごまかせないです。
「メリハリをつける」と「前を向く」、次回の撮影時までには直したいなぁ。