形状記憶
君は、言われたことを言われたようにしているだけ、
つまり形状記憶しているだけなんだよ!
そうなんです。まさに、そうなんです。
私、自分がしている動作を、言葉で説明できないんです!
例えば、1本目。
刀を抜きつけた時は、
「右こぶしは右斜め前方で止める。切っ先は右肩よりわずかに下げ、右こぶしよりやや内側で止める。」
と教本に書かれています。
でも、私は、この文言に従って動作しているわけではありません。
この文言を覚えてすらいませんでした。
いつも、このへんっ!っていうアバウトな感じで、右手を止めています。
よく言えば、身に染みついている、と言えなくもない。。
いちいち歩き方を考えなくても、歩けるのと同じです。
でも、それでは指導ができないのです。
伝達するためには言葉が必要なんです。
指導ができない理由、1つ分かりました。
教本読めよ、ってことですね。。
16年目のリニューアル
道場に入門すると、木の名札を道場の壁に掛けてもらえるのですが、
(先生が、名札に名前を書いてくださいます)
実は、私の名前、ずっと間違われていたんです。
下の名前に「理」という漢字が入っているのですが、「里」になっていました。
読み方同じだし、下の名前で呼ばれることないし、漢字が違っていたところで困ることもなかったので、(気づいてはいたものの)16年間このまま放置していました。
よく間違われるんですよ。
ショップのDMとか、3分の1の確率で「里」に間違われてます。
ところが、この度、剣窓(剣道連盟の広報誌)の昇段者の欄にフルネームが載ったことで、
先生が、私の名札の漢字が間違っていたことに気づきました。
先生、めっちゃ驚いてました。
と、いうことで、入門16年目にして、私の木の名札がリニューアル。
16年間、「里」の方の名札を見てきたので、
「理」の名札の方が違和感ありありです。。
でも、まぁ、気持ちを新たにってことで、
初心にかえって、教本読もう。。