ゆる小町。

居合道の稽古日誌を、とてもゆる~く書いています。ノウハウ集ではなく、個人の感想です。あしからず。

【稽古日誌】直心是道場

回顧録です。先生に教わった、実生活にも役立つ心構えを紹介します。

 

 

直心是道場(じきしん これ どうじょう)

「直心」とは、

まっすぐな心、素直な心、という意味です。

 

「道場」とは、

修行する場所、教わる場所、という意味です。

 

「直心是道場」とは、

素直な心でいれば、

いつでも、どこでも、その場所が「道場」になるんだよ、という意味です。

(参考:禅語「直っすぐな心でいること」: 臨済・黄檗 禅の公式サイト

 

私が素直な心で相手の話を聞けば、

相手も、「もっと教えてあげよう!」って思ってくれて、たくさん教えてくれるようになります。

一方、私が斜に構えて、否定的に相手の話を聞けば、

相手は、「なんだこいつ、可愛くないなぁ。」とイラっとし、もう何も教えてくれないことでしょう。

つまり、その場が「道場」(教わる場所)になるか否かは、自分が素直な心を保つか否か次第、ということです。

 

この言葉は、私が居合道を始めたばかりのころに、先生に教わりました。今でも座右の銘として心に刻んでいます。

 

でも、この話、続きがあるんです。

私たちは俗世を生きているので、そんな理想通りにはならないんですよ。

全部が全部、人の言うことを鵜呑みになんかできないし、 

この人のこと嫌いだなとか、この人の話は中身がないなとか、思うこともありますよね。

そんなときどうするか。 

 

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先生

人の話を聞かないのはもったいないよね!
でも、10聞いて、1でも得るものがあればラッキーくらいでいいんじゃない?

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先生

だから、素直に聞いているフリをして、
顔では笑って、心の中では、あっかんべ~をしとけばいいんだよ!

 

先生が言っちゃっていいんですか!?

でも、先生のそういう緩急強弱をつけた教えが、私は好きです。

 

 

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